[Tag] ユーモア

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『四畳半王国見聞録』森見登美彦

バカバカしいのに難解。四畳半的人生についての哲学書?

四畳半王国見聞録四畳半王国見聞録
(2011/01/28)
森見 登美彦

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四畳半に住む腐れ大学生関連の短編集です。それぞれの話には関連があるようなないような。
ちなみに『四畳半神話大系』の続編ではないです。樋口さんと一緒にちょこっと出てきたりはしますけど。

正直、感想という感想もないんですが…(そろそろ更新しないと、という大人の事情です…)。
面白いか面白くないかでいったら、それなりに面白いけど、本当にそれなりという感じ。
「蝸牛の角」は以前どこかで読んだ気がします。後半するするっと話が収束していく感じが好きです。
ストーリー性があればまだいいんですが、最初と最後のはものすごく疲れました。この作者、ほんとどうかしてると思う(笑)
図書館警察だったり般若心経が書かれたマンドリンだったり、他の作品でお馴染みの組織・アイテムが盛りだくさんなので、森見ファンなら読んで損はないのでは。
一方で、森見作品を読んだことのない人がうっかり最初にこれを手に取ったりなんかしたら、混乱して二度と読まなくなりそう。それくらいハードル高いです。この本。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:ま行] | 2011.08.26(Fri) PageTop

『退屈姫君 これでおしまい』米村圭伍

どんな難題でも閃きで乗り切ってきためだか姫ですが、ついにお手上げとなるのでしょうか。

退屈姫君 これでおしまい (新潮文庫)退屈姫君 これでおしまい (新潮文庫)
(2008/12/20)
米村 圭伍

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風見藩のシリーズもいよいよ最終巻となりました。ちなみに読む順番はこちらの記事の下の方にまとめてあります。

めだか姫が待ち望む天下の一大事は、今回ちょっと違う形でやってきます。
まずは諏訪から。こちらは天下の、というわけではありませんでしたが、諏訪にとってはかなりの一大事のようです。まぁこれまでの経緯を知っていれば当然の結果といえます(笑)
次にかけこんできたのは、西条綱道。前作で衝撃の初登場を果たした猪鹿蝶シスターズが行方不明になったというのです。めだかは姉達の行方を突き止めるべく、菊合わせの会場に出かけ、別の厄介事に巻き込まれることになります。

最後とあって内容は盛りだくさんなのですが、猪鹿蝶の件と菊の件とがうまく絡み合っていなかったり、新しい登場人物がたくさん出てくるので(しかもそれほどおもしろいキャラもいない)いつものメンバーの影がちょっと薄まってしまったり、と残念な点もあり、出来は前作の方がよかった気がします。
が、見所はちゃんとあります。一番の功労者はまたしても香奈。頭の中だけで暗号を解いていくシーンは、映像が目にうかぶようでした。謎解き系のドラマのシーンでありそうな感じです。
前回あまり活躍できなかった一八は、得意分野で大活躍。最後まで哀れな奴です(笑)
そして同じ新潮社の時代小説『しゃばけ』シリーズを読んでいる人はニヤッとする仕掛けもあり。たしか以前も薬種問屋がどうとかいってた気がしますが、やはりあの店のことのようです。

田沼との因縁はこれで終わりではなく、この後に『風流冷飯伝』の最後の部分(将軍家治との将棋対決)がくるわけです。
また、お仙の物語は『錦絵双花伝』へと続きます。今回それを匂わせるエピソードが入れられていましたが、やはり風見藩シリーズとは趣が違うというか雰囲気がそぐわない感じがしましたね。
これで終わってしまうのは残念ですが、最後に特別付録として「それからのみんな」の記述がありました。数馬、よかったね…!でも一体何年待ったんだろう?(笑)

Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:や行] | 2010.09.22(Wed) PageTop

『退屈姫君 恋に燃える』米村圭伍

若い二人の恋を成就させるだけのはずが、またもや宿敵・田沼との対決に。

退屈姫君 恋に燃える (新潮文庫)退屈姫君 恋に燃える (新潮文庫)
(2005/09)
米村 圭伍

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今回のタイトル、既に時羽藩主のもとに嫁ぎ、政略結婚ではあっても仲良くやっているめだか姫の恋ではありません。将棋の修行のため江戸に出てきている榊原拓馬が、とある大名の娘に一目惚れしてしまったのです。
いつものように退屈のあまり欠伸していためだか姫は、身分違いの恋を成就させようと策を練ります。ところがそれを知り、憎きめだか姫への恨みを晴らそうと、またしても卑怯な手を使って阻止してくる田沼意次。そして両者は再び対決することとなるのでした。

しばらく放置してしまっていた退屈姫君シリーズ。読み始めるとやっぱりおもしろいです。
めだか姫の頼りになる相棒・お仙はもちろん、諏訪や小文五、前作でめだか姫たちとともに江戸にやってきた数馬に一八、拓馬の姉である香奈も加わり、オールスター揃い踏みでかなり楽しい仕上がりになっています。特に香奈は大活躍で格好よかった!
あいかわらずシモネタは出てくるし、筆者がたびたび顔を出すのには参りますが、これも持ち味と楽しんだもん勝ちです。

それにしても、めだか姫とその仲間達には身分差なんて存在しないようです。
例えば、一介の家臣(しかも冷飯)である数馬に対し、直光は同じ冷飯とはいえ藩主の弟君ですし、めだかは藩主の正妻であり五十万石の大藩の娘です。普通なら同席するのも憚られると思うのですが、いたって普通の友達のよう(あたりまえのように人を使うところは、いかにもお姫様ではあるのですが)。将軍様とお友達っていうのもすごいです。
だからこそ拓馬の身分違いの恋をあっさり応援してしまえるのでしょう。普通はそこが大問題なんですけどね。
最終的に二人をバックアップする西条綱道が素敵すぎます。めだかの頼みをただ引き受けるだけじゃなくて、拓馬と約束をかわすところにぐっときました。

シリーズの読む順番はこちらの記事の下の方にまとめてありますので、参考にどうぞ。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:や行] | 2010.09.20(Mon) PageTop

『にょっ記』穂村弘

日記の形式で綴られる癒し系エッセイ。独特のゆる~い空気がくせになります。

にょっ記にょっ記
(2006/03)
穂村 弘

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たまに雑誌で読んでいたエッセイなんですが、もう2冊も本になっていたとは。1冊目が『にょっ記』で2冊目が『にょにょっ記』ってかわいすぎる(笑)
日によって長かったり短かったり、実際にあった出来事だったり妄想だったり。えろ親父くさいのがたまに傷だけど、おもしろいです。「女性百科宝鑑」は特に笑えました。
それにしても天使って??

Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:は行] | 2010.08.30(Mon) PageTop

『退屈姫君 海を渡る』米村圭伍

1ヶ月のインターバルを置いてようやく解禁しました(インターバルの理由は後述)。

退屈姫君 海を渡る (新潮文庫)退屈姫君 海を渡る (新潮文庫)
(2004/09)
米村 圭伍

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『退屈姫君伝』の続編です。前作では江戸で田沼意次と対決して風見藩を守っためだか姫とお仙ですが、今回の舞台は四国は風見藩。参勤交代で国に戻っている藩主・時羽直重が行方不明になったと聞き、喜び勇んで(?)駆けつけます。

風見藩が舞台ということは、『風流冷飯伝』で出て来たあの人もあの人もあの人も出てきます。それだけでも十分楽しいのですが、そこで起きた出来事が実は伏線になっていたとわかったり、いろいろな仕掛けが施されています。それにしても、飯盛のおふくは女から見ても怖すぎですね(苦笑)
めだか姫は相変わらずの行動力&クールな思考回路で、やはりそこらのお姫様とは一線を画しています。不謹慎なことをさらっと言ったりしますし、意外と冷淡なところがあるなぁと今回思いました。それでも憎めないのは悪意がないからでしょうか。ユーモア小説なので基本は楽しいのですが、たまーに苦い現実が描かれていたりするので侮れません。

数馬・隼人はなんだかキャラが変わったような気が。こんな性格だったかな??女が活躍するこのシリーズなので、志織の出番をもっと増やしてほしかったです。代わりに榊原拓馬のお姉さんが活躍してくれました。
それから、顎の旦那(笑)こと倉地政之助があまり出てこなかったのがとっても残念でした。ぜひ続編での活躍を期待!めだかの父も出番は少ないですが、かなりの豪傑で大好きです。直重もなかなかマイペースな殿様でいいですね。

『錦絵双花伝』の感想にも書きましたが、本来は『風流冷飯伝』『退屈姫君伝』『錦絵双花伝(面影小町伝)』で三部作となっています。が、1・2作目と3作目ではかなり趣が違うこと、退屈姫君がシリーズ化したことから、そこは意識しないほうがいいかと思います。読む順番は、
1)『風流冷飯伝』
2)『退屈姫君伝』
3)『退屈姫君 海を渡る』
4)『退屈姫君 恋に燃える』
5)『退屈姫君 これでおしまい』
6)『錦絵双花伝(面影小町伝)』
がベストではないかと。
私は3~5より前に6を先に読んでしまったがために、気持ちを切り替えるための時間が必要でした。1ヶ月あけても最初はまだ少し引きずってしまいましたけども(めだか姫の「私も忍びに生まれたかった」発言は悪気がないにしてもちょっと…)。

次の『~恋に燃える』はまた江戸が舞台。でもチームめだか姫のメンバーは増えてますから…楽しみです。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:や行] | 2010.07.18(Sun) PageTop


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