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2015年に読んだ本

気がつけばまた時間があいてしまいました。でも細々と続けていきますよー。
2015年は68冊読みました。(リストは一番下に)

かつての勢いを取り戻すとまではいかないけど、かなりいいペースで読めたのが嬉しい。
ちなみに読んだ本のリストはExcelで管理しているので、グラフにしてみました。…我ながらちょっとキモい(笑)

reading_graph.png

たくさん読めたのには理由があって、シリーズ物を中心に読んだというのが大きいです。
気の向くままに様々なタイプの本を読むのも好きなのだけど、この年は無性に一気読みがしたくなって。

◆道警シリーズ
警察小説は組織図を理解するのが大変だけど、やっぱり面白い。
ただ小島百合がどうも好きになれないのと、話に一区切りついたので3作目までで止まっています。
『笑う警官』は元は『うたう警官』て題名だったらしくて、なんで変えちゃったかなぁ。マルティン・ベックを意識したのはわかるけど、内容と合ってなさすぎ。

◆みをつくし料理帖シリーズ
評判通り、すっごくよかった!!
地味な女料理人の話ときいて、なんだか暗そうだしどうなのかな〜としばらく読まずにいた過去の自分に説教したい。
吉原一の花魁との因縁、身分違いの恋など、ドラマティックな展開がありつつも、基本的には地道にひたすら料理の道を邁進する姿を描いているだけ。でもそこがいいのよね。澪の作る料理がどれもこれも美味しそうで(๑´ڡ`๑)
脇の登場人物もみんな大好き。特にりうさんが出てきてからいっそう楽しくなりました。
私はだんぜん小松原様派です。途中やきもきしたけど、いいラストだった〜!

◆守り人シリーズ
今まさにNHKでドラマやってますねー。
それを知って読み始めたわけではないのですが、実写のイメージがつく前に読めてよかった。
とにかくバルサの生き様がかっこいい!
『蒼路の旅人』から『天と地の守り人』にかけてはまさに一気読みでした。チャグムはいい子に育ったな〜と感慨深かったです。

その他、箇条書きで。
・待ちに待った『有頂天家族』の続編、『二代目の帰朝』。読み終わりたくなくてなかなか読み始められなかったという(笑)
・書簡体小説『お勝手太平記』は女特有の性格が悪さがにじみ出ていて、ダメな人はダメそうな気もするけど、私は好きです。
・『星を継ぐもの』はおすすめのSF作品として必ず名前が挙がるので読んでみた次第。ミステリ要素のあるSFではなく、SF要素のあるミステリということにまず驚き。タイトルが秀逸です。
・『死者を起こせ』はフランスのミステリだからか独特の文体に慣れるまでが苦労したけど、じわじわクセになる感じ。今まさにフレッド・ヴァルガス作品を読破中です。

そして2015年のベスト本はこちら。

おだまり、ローズ: 子爵夫人付きメイドの回想おだまり、ローズ: 子爵夫人付きメイドの回想
ロジーナ ハリソン 新井 潤美

白水社 2014-08-12
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アスター夫人とローズの丁々発止のやり取りがとにかく楽しい!
ここに書かれているのがすべて実際にあった出来事だというのもすごいです。
ダウントン・アビーのバイオレット様がお好きな方などは気に入るのではないかと。

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [まとめ] | 2016.04.10(Sun) PageTop

2014年に読んだ本

タイトルは間違いではございません。…まさか1年以上も放置していたなんて我ながら驚きです。
もはやそんな前のことなんて、と思いつつ、一応7年くらい続けてきているので、妙な義務感だけがあって(笑)

2014年は45冊読みました(リストは一番下にあります)。雑感を箇条書きで。

・近藤史恵さんのロードレースシリーズはやっぱり面白い!
・魔法製作所シリーズは予想の斜め上を行く展開でした。もう少し魔法使い達に活躍してほしかった気も。
・ビブリア古書堂シリーズは、栞子さんに萌えられるかが評価の分かれ目という感じ。私はちょっと苦手です。。
・対談集『すごい人のすごい話』は自分では選ばないだろう本なので、貸してくれた友人に感謝。面白かった!
・ジェフリー・フォードの3部作は最初こそ辛かったけど、どんどん惹きこまれた。読書の楽しさを再認識させてくれました。
・『秘密』上下巻で読み応えもあり、面白かった。『ハリー・クバート事件』といい、東京創元社はいい仕事をしてくれます。
・なんだかんだで続きが気になる黒猫シリーズ。来月最新刊が出るらしい。

2014年のベスト本は、こちら!


苦手な幻想小説なのに、読みやすく、ストーリー性もあって面白かったので。

ここできちんと感想を書けたのは3作品だけですが、ブクログの方にはちょこちょこメモを残したりはしています。
本当はきちんと記事にしたいんですけど、書く時間よりも読む時間を優先したくて。さくさく文章を書ける人がうらやましい!

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Trackback [0] | Comment [0] | Category [まとめ] | 2015.11.22(Sun) PageTop

『ホリデー・イン』坂木司

これを読んだら前の2冊も読み返したくなりました。

ホリデー・インホリデー・イン
(2014/05/27)
坂木 司

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それぞれの夜。それぞれの朝。人気『ホリデー』シリーズから初のスピンアウト短編集。扉を開けて、彼らは出会った―。
(「BOOK」データベースより)


ホリデーシリーズ既刊の感想はこちら。
『ワーキング・ホリデー』
『ウィンター・ホリデー』

最初の4編(ジャスミン、大東、雪夜、ナナ)は、彼らのちょっと意外な一面が見れて、キャラクターの深みが増した気がします。
ナナの話は、話し口調なのがちょっと苦手でしたが…。
その後どうなったか気になるような終わり方はわざとなのかな。

進のと最後のジャスミンの話は、シリーズ本編の裏話になっていて、このシリーズのファンには嬉しい!
ただ、大和の写真を見つけてから店に会いに来るまでの流れが『ワーキング・ホリデー』に書かれているのと全然違うんです。

写真は母子手帳の「お父さん」のページに挟んであった
→ ケースの中に封筒があった

お母さんは最初は誤魔化していて、祖父母に問い詰めた
→ わりとすぐに認めた?

大和の実家に電話したのは進
→ 由希子が電話した

いくらなんでも矛盾しすぎですよね?
雑誌掲載の時も気になっていて、単行本化で修正が入るかと思ったらそのままでした。
誰も気付かなかったとは思えないのだけど、なんでだろう…。

映画は観ていません。吉本だしEXILEだしでなんだか観る気がしなくて。
でも評判はわりとよさそうなんですよね。
原作とは別物として(なんといってもジャスミン役がゴリですから)観てみるのもいいかもしれないなぁとあとがきを読んで思いました。

Trackback [1] | Comment [1] | Category [作家別:さ行] | 2014.10.26(Sun) PageTop

『ハリー・クバート事件』ジョエル・ディケール

読み出したら止まらないと聞き、たっぷり時間をとって読みました。

ハリー・クバート事件 上ハリー・クバート事件 上
(2014/07/30)
ジョエル・ディケール

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ハリー・クバート事件 下ハリー・クバート事件 下
(2014/07/30)
ジョエル・ディケール

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デビュー作が大ヒットして一躍ベストセラー作家となった新人マーカスは第2作の執筆に行き詰まっていた。そんなとき、頼りにしていた大学の恩師で国民的作家のハリー・クバートが、少女殺害事件の容疑者となる。33年前の失踪した美少女ノラの白骨死体が彼の家の庭から発見されたのだ!マーカスは、師の無実を証明すべく事件について調べはじめる。全欧州で200万部のメガセラーとなった若きスイス人作家ディケールの傑作ミステリ。
(「BOOK」データベースより)


とにかく評判が良くって、これはがっかりする覚悟をしておいたほうがいいなと思ったくらい(笑)
そして実際読んでみてどうだったかというと。
面白かった!!

ミステリなので詳しい感想を書けないのが残念です。
話が二転三転するなんていうのはよくあるけれど、ここまでやるかっていう。作者はもう変態じゃないかと(笑)
読めば読むほど謎が増えていくので、本当にちゃんと終わるのかと不安になりますが、大丈夫です。
読者を驚かすためだけの無理矢理な展開というわけでもなく、意外と丁寧に伏線が張られていたり。
ちなみに章番号がカウントダウンになっているので、メメント方式か?と疑ったけど違った…。

単に事件の真相を解きほぐすだけでなく、師弟間の友情だったり、田舎町の人間関係だったり、作家という職業についてだったり、いろんな要素がつめ込まれています。
それらが事件に関係することもあれば、ないこともある。ごった煮状態のわりにそこまで混乱しないのは、一人一人のキャラが立っているからでしょうか。
どうでもいいような文章がだらだらと続いたりと欠点もあるのですが、不思議と飽きさせないのですよね。
どうでもいい最たるものといえば、マーカス母との会話。笑えるけどとにかくうざい!(笑)

ハリーとマーカスの友情がすごくいいです。深みにはまったマーカスにハリーがかける言葉も、ハリーを必死で救おうとするマーカスの姿も。
そしてハリー以外に友達がいないと言い切っていたマーカスだけど、ガロウッドとは日を増すごとにいいコンビになってきて、最後はほっこりしてしまいました。序盤の仲悪い頃のやり取りも大好き。

読んでいる最中から、映像化に向いていそうだなと思っていましたが、やはり映画化しそうな感じですね。
映画化権はワーナーが取得している模様。ロン・ハワード監督ね…なるほど。
私はクリント・イーストウッド監督はどうかなと思いながら読んでいたんですが。

四六判で上下巻なのでそこそこボリュームがありますが、是非2冊そろえてから一息でどうぞ。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:海外] | 2014.10.23(Thu) PageTop

『超能力カウンセラー アビー・クーパーの事件簿』ヴィクトリア・ローリー

期待しないで読んだら、意外なほど面白かったです。

超能力カウンセラー アビー・クーパーの事件簿超能力カウンセラー アビー・クーパーの事件簿
(2006/11/28)
ヴィクトリア・ローリー

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予知能力を使ってカウンセラーをしているアビーは31歳おひとり様。白馬の王子様を待ち望んでいるのに、彼女が超能力者だということを知ると男は逃げていってしまう。やっとお見合いサイトで見つけたイイ男、しかし彼は実は刑事さん。せっかく超能力で犯罪の手がかりを教えてあげたのに、「犯人しか知らない情報を知ってるなんて」と私を犯人扱い、あぁ、もう、男って、警察ってどうしていつもこうなの!恋するサイキックのドタバタ事件簿。
(「BOOK」データベースより)


プロのサイキック(超能力者)が主人公で、この安っぽい装丁と表紙。いかにもイロモノ・B級小説という感じなのですが、なかなかの拾い物でした。

連続殺人事件に巻き込まれていくサスペンスと、同じ事件を追う刑事との恋の駆け引きが両方一度に楽しめるストーリーで、そのどちらにも主人公アビーの特殊能力が遺憾なく発揮されています。
超能力を使うなんてチートもいいところですが、すぐに犯人がわかってしまうほど完璧でもなく、また現実主義で証拠がないと動けない警察との兼ね合いから、なかなか真相に辿りつけません。
そのあたりの葛藤を通して、サイキックならではの悩みなんかも伝わってきます。

翻訳も悪くなく、テンポよく読めますし、なによりアビーの言葉の使い方が面白くて。(全編通して彼女の一人称なのです。)
事件の担当刑事であるダッチとの軽口の応酬も楽しい。男女ペアで事件を解決していくような海外TVシリーズが好きな方なら、きっと気に入るはずです。
ダッチが、これまた魅力的なんですよ。海外作品に出てくるヒーローっていまひとつピンとこないことが多いのですが、彼はすごく好みです。あまりにも完璧すぎてロマンス小説くさいのがちょっとあれなんですけども。
他にも個性的なキャラクターが何人も出てきます。その中で特に面白いのが、アビーの姉キャット。彼女の24時間がどんななのか知りたい(笑)

私は霊能とか占いとかスピリチュアルなものに一切興味がなくて、一時期流行ったテレビ番組なんかも見たことがないです。でもフィクションなら案外楽しめるものだなーと思っていたら、訳者あとがきを読んでびっくり。アビーのモデルは作者のヴィクトリア・ローリー自身で、プロのサイキックなんだそうです。

本国では今度12作目が発売されるほどの人気シリーズのようですが、日本では出版の目処が立たなかったのか、これ一冊きり。
見覚えのないレーベルだなと思ったら、マンガ専門の出版社が翻訳小説部門に参入したということらしいです。それでこの表紙なわけね、と納得。小林ユミヲさんが悪いというわけではないけれど、これは売れないだろうな。。。
今もこのレーベルが存在しているのかすら怪しいですし、もう日本で続きが出ることはないでしょうね。シリーズものに手を出すなら、きちんと最後まで責任持ってほしいですよ、ほんとに(怒)
他の出版社が版権を買い直して最新作まで出版してくれると嬉しいんですけども。


Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:海外] | 2014.01.19(Sun) PageTop


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