[Archive] 2009年12月

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2009年12月に読んだ本&2009年ベスト本

年の瀬です。この月間まとめも1年間続いたのかと思うと感慨深いです。
まずは、今月読んだ本。

『BOX!』百田尚樹
『The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day』乙一
『初恋ソムリエ』初野晴
『宵山万華鏡』森見登美彦
『夢のような幸福』三浦しをん
『ちんぷんかん』畠中恵
『いっちばん』畠中恵

しゃばけシリーズは本当に久しぶり。『うそうそ』が長編だったせいかあまり楽しめず、しばらく放置していたら3冊も続編が出ていました。『ちんぷんかん』前半はしっくりこなくて、こんなにつまらなかったっけ?という感じだったのですが、いつもの妖たちが出てくるようになってようやく落ち着きました。事件が解決してもなにかしら切なさが残るのがしゃばけの持ち味ですが、そこにはやっぱり妖たちとのほのぼのしたやりとりがないと。
『The Book』はジョジョなんだけど世界観は紛れもなく乙一、という不思議な感覚でした。コネタはちょっぴりうざったかったけど、おもしろかったです。

では最後に、今年読んだ中で最もよかった本を紹介して、年内の更新は終わりにしたいと思います。

再読や雑誌掲載のを除くと、この1年間で読んだ本は90冊ちょっと。(もう少しで100冊だったのにー!)
その中から選ぶとなると、本当に難しいです。
…が、決めました。これです!

黄金の王 白銀の王黄金の王 白銀の王
(2007/10)
沢村 凜

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以前に書いた感想はこちら。自信をもって人に薦められる、本当にいいお話だと思います。
実は読んだきっかけは、たまたま図書館で見かけて、タイトルと片山若子さんの表紙に惹かれたからだったりするのですが、、、それもまた運命を感じました。各所で絶賛されていると知ったのはその後です。

ちなみに次点はこれでした。感想はこちら

ゴールデンスランバーゴールデンスランバー
(2007/11/29)
伊坂 幸太郎

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完璧に近いストーリーで楽しませてくれた作品で、最後まで迷ったのですが…。いくつか惜しい点があったので(伊坂ファンだけに厳しく見てしまいがちで)辛くも次点となりました。ちょっと映画化されすぎじゃないの、と斜に構える気持ちがなきにしもあらず(笑)

その他にも印象に残っている本はたくさんあります。全部に感想を書くことはできませんでしたが、今後少しずつでも紹介していければと思っています。


コメントをくださった方、ありがとうございました。
おすすめの本を紹介してくださった方、なかなか読めずにいてすみません。でも読みたい本リストにはちゃんと入れています!
このブログに遊びに来てくださった皆さま、本当にありがとうございました。

来年もすてきな本に出会えますように。


Trackback [1] | Comment [6] | Category [まとめ] | 2009.12.30(Wed) PageTop

『宵山万華鏡』森見登美彦

くるくる廻すたびに景色が変わる、まさに万華鏡のような宵山の一日。

宵山万華鏡宵山万華鏡
(2009/07/03)
森見 登美彦

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宵山とは、祇園祭における山鉾巡行前夜のこと。聞き慣れない言葉がいくつか出てくるので、事前にざっと知識を身につけておくと読みやすいと思います。ちなみに私は京都近郊に住んでいましたが祇園祭は未経験です。。

宵山、露店、山鉾、金魚…収録されている六編とも登場するキーワードは同じなのに、それぞれ味わいが違っていて、本当に不思議なお話でした。先の展開を知らずに読んだ方がより楽しめると思います。実際、私は読んでいて心地よく翻弄されました。

「宵山姉妹」では幼い女の子が宵山の夜に紛れ込んでいく光景が幻想的に描かれています。これはこれで上手いなぁと思うけれど、森見ファンとしてはちょっと物足りないのも確か。この時点ではまだいろんなことが謎だらけです。

次の「宵山金魚」はガラッと雰囲気が変わり、宵山見物に来た男が変人男に振り回されるお話。このあたりからいつもの雰囲気が見え隠れし始め、そのあとの「宵山劇場」はもう完全に森見ワールド(笑)ただただ楽しい一編です。
「宵山金魚」の裏側を追ったものであるとともに、『夜は短し歩けよ乙女』でおなじみの「偏屈王」の裏側も垣間見えるというオマケつき。私はあの文化祭の話が特に好きなんですが、劇団員の結束の堅さに感心していたのに裏では色々あったのね、とちょっと切なくなりました^^;

そして「宵山回廊」。この話を境に、また全然違う景色が見えてきます。「宵山劇場」である程度オチはついたと思わせておいてのこの展開にはやられました。読んでいて背筋がひやりとするような、あやしい気配に満ちていて、グイグイ惹き込まれます。
続く「宵山迷宮」でますます謎は深まり、宵山とは一体何なのか、掴めそうで掴めないのがもどかしい。

最後の「宵山万華鏡」は「宵山姉妹」と対になっていて、くるっと一回転するように綺麗にまとまっています。しっかりと手をつないで家路につく姉妹の姿にほっこりしました。

読み終えてもまだ宵山の中にいるような、ふわふわとした余韻が残っています。
あざやかな表紙・装画も素敵でした。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:ま行] | 2009.12.21(Mon) PageTop

『初恋ソムリエ』初野晴

『退出ゲーム』の続編。お約束の掛け合い漫才が楽しいです。

初恋ソムリエ初恋ソムリエ
(2009/10/02)
初野 晴

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チカとハルタは2年生になり、吹奏楽部は普門館を目指して日々練習に励んでいます。前作では吹奏楽部の活動にあまりスポットがあたっていませんでしたが、今回は弱小部の悩みや吹奏楽の難しさ楽しさがたくさん描かれていてよかったです。自分が足を引っ張っているとわかっているから人一倍努力しようとするチカが健気。

今回の4作もなかなかシビアな内容でした。真相は理解できたけど、背景描写が薄すぎてどの話もちょっと消化不良だったのが残念です。特にアスモデウス…犯人の目的も心境もまったくわかりませんでした。ゴリラが脅しに屈するのも納得いかないし…。
あと細かいですが、カイユと芹澤さんの関係が謎でした。直ちゃんて呼んでいたけど、親しい描写なんてありましたっけ?

事件を解決するたびに(事件起こりすぎっていうのはさておき)順調に部員が増えていっていますね。成島さん・マレン・後藤さんの3人はすっかり馴染んでいるし、部員に限らず過去に出てきたキャラクターがちょくちょく顔を出してくれるのは嬉しいです。変人の巣窟・旧校舎にこの後どんな部室があらわれるか楽しみ(笑)
FMはごろもの賢人たちにも再登場して欲しいですね~。うさぎとかめの続きが聞きたい!

Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:は行] | 2009.12.18(Fri) PageTop

『退出ゲーム』初野晴

不思議な魅力に満ちた連作短篇集でした。

退出ゲーム退出ゲーム
(2008/10/30)
初野 晴

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”爽やか青春ミステリ”と銘打っているだけあって、出てくる高校生がみんな健全!(ハルタの片思いもある意味ピュアですし…笑)なんだか懐かしい感じです。
その一方で、それぞれのキーパーソンが抱える問題はけっこうシリアスで、そのアンバランスさが魅力なのかなと思いました。

初野さんの本は初めてだったのでどういう作風なのかわからず、最初はけっこう戸惑いました。チカとハルタのやり取りも笑い所なのかなんなのか、間合いがうまくつかめなくて。でもページが進むにつれて独特の間合いにも慣れ、楽しくなってきました。
作者も興に乗ってきたのか中盤からかなりハジけてますよね。「マヤと呼んでやってくれ。家はラーメン屋だ」には爆笑しました。ちょうど『ガラスの仮面』を読んだ直後だったのでなおさら(笑)生徒会長や発明部の兄弟もいい味だしてましたねー。
もちろん笑えるだけではなくて、どの話も希望をもてる爽やかなラストでよかったと思います。

残念だったのは、1つは吹奏楽部の楽しさがあまり伝わってこなかったこと。部員集めに奔走しているのはわかるのですが、部活動している描写があまりないのでいまいち感情移入できなかったです。
もう1つは草壁先生の人間像がほとんどわからなかったこと。素晴らしい先生としか書かれていなくて、憧れの存在になるほどの具体的な魅力を感じなかったんですよねぇ。先生の過去には色々ありそうで、それは今後明らかになっていくのだと思いますが、その前にもう少しどんな人か描いてほしいなあと思いました。
あと、ハルタ高校生なのに物知りすぎ!探偵役だから仕方ないけども。。

漫画化orドラマ化してもおもしろそうです。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:は行] | 2009.12.18(Fri) PageTop

冬のこもの

めっきり寒くなりました。今週末は雪が降るとか降らないとか。この季節はあったかいものを作っていると幸せな気分になります。

motif_bag.jpg shawl.jpg hand}warmer

左は前にちらっと書いた、数年間中断していたモチーフつなぎのバッグ。
一応編み終わったのですが…とにかく面倒でした!苦労したわりには重いわ小さいわで実用性なさそうなので、さらにテンションが下がり(笑)本当は内布をつけて完成となるのですが、面倒くさくて放置してます。。。

真ん中のは三角ショールです。こんなに大きいものを編むのは初めてかもしれません。何度も間違えてやり直したりして、結局2週間くらいかかったのかな。それでも編んでて楽しかった記憶があります。家でたまに使っていますが、三角ショールってけっこうずり落ちるので大変;

この冬に是非やりたかったのがアラン編み。棒針は約十年振りで大丈夫かな?と思いましたが、手が覚えてるもんですね。手始めにハンドウォーマーにチャレンジしてみました。
こういう1日2日で出来るものって楽しいです。片手が1玉でできるのも嬉しい。実は2箇所ほど間違えているのですが、もはや手遅れだったのでそのままに…(棒針はやり直ししにくいのが難点です)。まぁ支障はないので、けっこう活用してます。

pombeans.jpg squared_muffler.jpg rib_muffler.jpg

このカラフルなのはポムビーンズという糸で、上の三角ショールでも使っているんですが、すごくかわいいんですよ。毛100%ではないので肌触りはイマイチですが、単価が安いので何色も揃えたくなってしまいます。
そのポムビーンズのパープルを使って編んだのが真ん中のマフラー。方眼編みしたところに別糸を通しているのですが、この糸が白すぎて、なんか変です…。他のに替えたらましになるかなぁ。。
そして、右のは編みかけのマフラーです。こっちの糸はポコポコしていて、しかもめちゃくちゃ肌触りがいいので、シンプルに二目ゴム編みで。100均で買ったジャンボ針でざくざく編んでいます。シンプルなだけに退屈なので、主にテレビをみるときの”ながら編み”用です。だからいつ完成するのかわかりません(笑)

calender2010.jpg

最後は来年のカレンダーです。これまでは会社でもらったものを使っていたので、辞めてしまってどうしよう、でも買うのはもったいないなぁ…ということで。
ここからダウンロードして印刷しました。デザインは素晴らしいし、自分の好みにあわせてカスタマイズできるし、おすすめです!卓上サイズもありますよ。
普通に画鋲で留めてもよかったのですが、落ちたときにバラバラになるのが嫌だなーと思って毛糸で綴じてみました。…やらない方がよかったかも(笑)

手作りしたものって基本的に家の中でしか使わないので(むしろ作っても使わないものもあるし)完全に自己満足の世界なんですよね。まったく日の目を見ないのもせつないので載せちゃいました^^;

次は、ミシンで何か作りたいです。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [雑記] | 2009.12.15(Tue) PageTop


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