[Archive] 2010年10月

old ≫

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category [スポンサー広告] | --.--.--(--) PageTop

2010年10月に読んだ本

今月は6冊でした。これで今年読んだ本は通算64冊(再読本除く)。100冊は遠いなぁ…。

『バッカーノ!1931 鈍行編 The Grand Punk Railroad』成田良悟
『バッカーノ!1931 特急編 The Grand Punk Railroad』成田良悟

『バッカーノ!1932 Drug & The Domino』成田良悟
『空想オルガン』初野晴
『背表紙は歌う』大崎梢
『ロード&ゴー』日明恩
『ヤンのいた島』沢村凜

再読で『ZOO』なんかも読みました。
それぞれ面白かったですが…ベスト1は『背表紙は歌う』、次点は『ロード&ゴー』という感じでしょうか。

どうでもいいけど最後の4冊は文字数が同じです。3冊目までは偶然で、4冊目はあえて揃えてみました。そんな理由で?と思うかもしれませんが、読みたい本がありすぎて、何かきっかけがあったほうが決めやすいのです。。

スポンサーサイト
Trackback [0] | Comment [0] | Category [まとめ] | 2010.10.31(Sun) PageTop

『ヤンのいた島』沢村凜

一つの島が世界と出会うとき、どんな運命を辿るのか。

ヤンのいた島ヤンのいた島
(1998/12)
沢村 凜

商品詳細を見る


数十年前まで発見されなかった小さな島イシャナイ。Z国に植民地として支配された後、独立国家となったイシャナイは、政府軍とゲリラが内戦を繰り広げる危険な国になっていました。伝説の生物・ダンボハナアルキを求めてやってきた瞳子は、いま現在のイシャナイと、こうあったかもしれないイシャナイの姿を目の当たりにすることになります。

どんな話かまったく予想もつかない状態で読み始め、途中で全く別の物語が始まったときは「えぇっ!?」となり、一体どこに辿り着くんだろう?と最後まで手探り状態でした。
イシャナイは架空の国でありファンタジーです。ですが、提起されている問題は現実の社会と同じ。瞳子以上にこういったことに疎く無知な自分がなんだか恥ずかしくなってしまいました。何も知らなくても安全に暮らせるというのは幸せなことです。
終わり方には賛否両論あるようですが、しんみりとした余韻もあって、私はよかったと思います。タイトルが過去形なのがまたせつない…。

これまでに読んだ沢村さんの作品『瞳の中の大河』『黄金の王 白銀の王』と本作、全てに共通するのは、”戦争のない平和な国にするにはどうすればよいか”ということでした。また同じテーマで書かれたとき、今度はどんな物語になるのでしょうか。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:さ行] | 2010.10.28(Thu) PageTop

『ロード&ゴー』日明恩

前代未聞の救急車ジャック事件が発生。犯人の目的とは?

ロード&ゴーロード&ゴー
(2009/10/21)
日明 恩

商品詳細を見る


ポップな装丁も影響して、てっきり救急隊の日常を描いた普通のお仕事小説だと思っていた私(^^; なので突然救急車がジャックされたときは、かなり驚きました。
救急車に乗っていたのは、機関員(運転手)の生田、救急救命士の森、救急隊長の筒井の3名。犯人に次々と目的地まで走らされながら、一人も犠牲者を出したくないと細部まで神経を遣っている様がひしひしと伝わってきます。
犯行に至った経緯にいまいち説得力がないなぁというのと、犯行自体が尻すぼみに終わっているのがちょっと残念でしたが(身代金は結局なんだったんだ…)、救急のあり方とは、なんてことを考えさせられる話でもありました。

とはいえ、エンターテインメント小説です。走りつづける救急車を舞台しているだけにスピード感がありますし、なにより登場人物がみんな魅力的。
運転技術は抜群だけどガサツで口の悪い生田は、元暴走族で愛妻家でもあり…ってあまりにも設定がおいしすぎるのですが(笑)悔しいけど惚れました。めちゃくちゃかっこいいです。まぁでも生田を賞賛する描写はちょっと多すぎでしたね…。
真面目な委員長タイプのモリエリちゃんも好きでした。最初は頭でっかちで融通の利かなかったのが、だんだん生田に感化されてきて、でもやっぱり真面目なところがイイ。
いつも人を思いやっている筒井もよかったですし、常に冷静沈着な鬼平も格好よかった。無線マニアからコマンダーなんて呼ばれちゃってるのがウケました。

スリリングな展開の合間に、テレビ局で燻っている青年の話と、母親との関係に悩む女子高生の話が時々出てきます。前者は正直いらなかった気もするのですが(この話では完全に悪役に見えるマスコミも、いろいろ苦労してるってことが言いたかったのかな?)、後者の女子高生・真琴の話はなかなかよかったです。

消防隊や救急隊の仕事って、知っているようでいて意外と知らないことだらけです。そもそも消防隊と救急隊の関係もよくわかっていなかったり…。機関員という運転専門の人がいるだとか、救急車に乗るのは3名だけだとか、いろいろと勉強になりました。
こういうサスペンス仕立てじゃなくて、最初に勘違いしたみたいに普通のお仕事小説でもよかったな、と思ったりも。モリエリちゃんのその後とか、生田と妻の結婚に至るまでの話とか、ぜひ読んでみたいです。

この本単体で読んでもまったく問題はありませんでしたが、生田はもともと別のシリーズの脇役だったようです。妙に関係ない人の名前が次々出てくるなぁと思っていたら、そういうことかと納得。それらを読む楽しみができて、嬉しい驚きでした。
ついでに言うと日明恩(たちもり めぐみ)さんて『それでも、警官は微笑う』の方だったんですね。一時期けっこう平積みされていて気になってたんです。お名前の読み方もわかったことだし、今後チェックしていきたいと思います。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:た行] | 2010.10.25(Mon) PageTop

『背表紙は歌う』大崎梢

出版社営業の仕事も板についてきた井辻くんが5つの謎に挑みます。

背表紙は歌う (創元クライム・クラブ)背表紙は歌う (創元クライム・クラブ)
(2010/09/11)
大崎 梢

商品詳細を見る


井辻くんシリーズ第二弾。ちなみに正確には〈出版社営業・井辻智紀の業務日誌〉シリーズというらしいです。な、長い(笑)

「ビターな挑戦者」
取次会社で初めて会った男に暴言を吐かれた井辻。その男は何故そんな態度を取るのか?
タイトル通りのビターなお話でした。デビル大越の登場がこれっきりだったのがもったいなかったなぁ。また出てきてほしいです。
取次といえば、私はいつもココで新刊チェックさせてもらってます。

「新刊ナイト」
新刊発売の書店まわりにトラブルの予兆が。その作家に会いたいという書店員の思惑とは?
自伝を書くってかなり勇気がいることですよね。ミステリとしては少し物足りなかったですが、身を削って作品を生み出す作家魂が伝わってきました。
文学作品のヒント、私はわりとすぐわかりました(^^

「背表紙は歌う」
ベテラン営業の女性が気にかける、地方の本屋で起きているトラブルの原因とは?
いいタイトルですね。私も手芸好きなので、本屋さんで手芸本が並んでいるのを見るだけでしあわせな気持ちになります。
簡単に解決する問題ではなさそうですが、最後にほっとさせてくれるいいお話でした。
私の中で真柴株、ぐんぐん上がってます。

「君とぼくの待機会」
有名文学賞の候補が発表された。ところが受賞作は決まっているとの噂が広まって…。
本好きとしては、文学賞の裏事情はぜひ知りたいところ。楽しく読みました。出来レースを疑う声に対し、気難しい審査員の先生方を説き伏せる方がよっぽど難しいという反論に、おおいに納得(笑)
ところで文学賞メッタ斬り!シリーズってもう出ないのかしら?

「プローモーション・クイズ」
書店員に新刊の推薦コメントをお願いしたら、コメントと共になぞなぞが返ってきた!
書き下ろしのおまけみたいなお話ですが、おもしろかったです。なぞなぞを書いて送ってきたのは、もちろんあの子。勝ち気なところがやっぱり苦手だわ~(^^;


真柴とのお約束「ひつじくん」「井辻ですけど」のやり取りが、じわじわおもしろくなってきました。どんな流れで言われても即座に訂正する井辻くん。やるなぁ。

本絡みの日常系ミステリという括りでは成風堂書店シリーズと同じなのですが、取次だったり、文学賞だったり、出版社ならではの視点で描かれていて、本好きの好奇心をおおいに刺激してくれます。キャラクターも含めて、私はこちらのシリーズの方が好きですね。
暗い話題も多い出版業界。厳しい現実を受け止めつつも、自分にできることを精一杯こなす人たちが素敵です。その人たちを支えているのは”いい本を出したい”という思い。書店員だった大崎さんだからこそ描けるものがあると思ってます。
私は普段は図書館で借りることが多いですが、いいと思った本はあらためて買うようにしていますよ。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:あ行] | 2010.10.23(Sat) PageTop

『空想オルガン』初野晴

吹奏楽部の活動もいよいよ佳境に入ってきたハルチカシリーズ第3弾。

空想オルガン空想オルガン
(2010/09/01)
初野 晴

商品詳細を見る


今回もステキな表紙。(でもなんで横向きにしなかったんだろう?個性的でよかったのに。)
来年の普門館出場を夢みながら、まずは小編成のB部門での予選突破を目指す、チカたち吹奏楽部。本番前の緊張と不安の中で、4つの謎を解き明かします。

やっとシリーズ名がついたのにもかかわらず、看板しょってるハルタの影が薄すぎませんかね…;反対に、初登場の姉はやりすぎなくらいに濃いキャラ。うーん、苦手かも。
チカはあいかわらずおもしろいです。でも笑い所は1、2作目に比べて少なかったなぁ。次はどんなヘンな人たちが出てくるのか期待していただけに残念でした。

ストーリーの方は、夏休みで大会の準備中のため、すべて学外での話。それぞれいい話ではあるのだけど、メインキャラが絡む謎ではないためか背景描写が足りず、せっかくの感動も胸に迫るところまではいきませんでした。
中でも表題作の「空想オルガン」は疑問だらけ。”オルガン”の洒落はわかったけど、結局何のためのイベントなの?一緒にイベントを始めた人との関係は??なんだかモヤモヤが残ります。あえて細かくは描かないようにしているのかな…?知りたがる私が野暮なのでしょうか。
吹奏楽部が本番でどんな演奏をしたのか、はそれこそ”あえて”描いていないのでしょうねぇ。あぁ~もどかしい(笑)
芹澤さんとチカの関係はすごくいいですね。いよいよ仲間に入ってくれそうな感じですし、次作に期待したいと思います。

そういえば、少し前にたまたまテレビで普門館を目指す吹奏楽部のドキュメントをやっていて、見入ってしまいました。こういう何かに打ち込む学生生活って一生の思い出になりますよね。何もしてこなかった自分に少し後悔。。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:は行] | 2010.10.20(Wed) PageTop


 プロフィール

[Author:croco]
一言でもコメントいただけると嬉しいです!
記事に関係ないコメントはこちらにつけて頂いても。
…たまにつぶやいてます。

 最近の記事
 カテゴリ
 タグ
 月別
 ブログ内検索
 最近のコメント

日付別/記事別の切り替えopenclose

 最近のトラックバック
 リンク
 ブロとも申請フォーム
 crocoの本棚
 バナーいろいろ
 QRコード
QR
 RSSリンク
 Do you have the time?
http://www.pecope.com
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。