[Archive] 2013年12月


『まほろ駅前狂騒曲』三浦しをん

まほろ駅前シリーズ第3弾。映画、ドラマときて、また映画になりそうな予感。

まほろ駅前狂騒曲まほろ駅前狂騒曲
(2013/10/30)
三浦 しをん

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いつもの奴らがなぜか集結―?まほろ駅前は大騒ぎさ!四歳の女の子「はる」を預かることになった多田と行天。その後なんとバスジャック(?)に巻き込まれることに―。
(「BOOK」データベースより)


前作から引っ張っていた多田の恋はひとまず決着。 そしてシリーズ中ずっと根底にあった行天のトラウマにもようやくきちんと向き合うことに。
再会してから少しずつ前を向き始めていた二人が、ついに一歩踏み出したわけで、ずっと見守っていた立場からすると感慨深いものがあります。
一作目からの”幸福は再生する”というメッセージをあらためて感じさせてくれるお話でした。

シリアスパート以外は、まさに狂騒曲といったドタバタ具合で(そのあたりが映画化を意識しているように見える)、これまでの登場人物はおそらく全員出てきたんじゃないかな。
帯にバスジャック云々とあり、このシリーズっぽくない派手な展開になったら嫌だなぁ…と心配していたのですが、思ったよりは楽しめました。犯人グループがあれですしね(笑)
これまで連作短編の形を取っていたのが今回は違ったからか、いつもより挿絵が多かったような。…正直いらなかったです。特にはるちゃん。全然かわいくなくてむしろ怖かったよ…。

なんだかこれでシリーズ完結となりそうな雰囲気ですが、また後日譚なり番外編なり書いてくれると嬉しいですね。

最後にドラマの話(放映時にレビューしそこねたので)。
映画はそれほどでもなかったのですが、ドラマ(まほろ駅前番外地)はかなり好きでした。
実写化が決まった当初こそ瑛太くんが多田って若すぎるんじゃ…なんて思っていたけど、ドラマですっかり愛着がわき、今となっては他の俳優さんでは考えられないです。松田龍平くんの行天は言うに及ばず。
ドラマ版の多田は、原作よりもだらしなくてちょっと不真面目なんですよね。だから今回久々に原作を読んで、優等生的な多田が新鮮でした。星”くん”なんて絶対言いませんから。
行天も原作の方が比較的まともに話をするイメージですね。エキセントリックな言動はどっちもどっちだけど(笑)
回によってはオリジナルストーリーもあり、原作とは違った楽しみ方ができるので、まだの方はぜひ見てみてください。おすすめですよ〜!

Trackback [1] | Comment [0] | Category [作家別:ま行] | 2013.12.18(Wed) PageTop


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