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『きりこについて』西加奈子

読み始めてまず思ったのは、なんだかえらい本に出会ってしまった…ってこと。

きりこについてきりこについて
(2009/04/29)
西 加奈子

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きりこという、100人中100人が「ぶす」と思うような顔をした女の子の物語です。でも、きりこは自分のことを「めっちゃ可愛いやん」と思っているのです。
幼い頃はそれでもなんとかなっていたのですが、ある時ついに自分がぶすだということに気づいてしまいます。そこからどうやって折り合いをつけていくのか。きりこと周囲の人々の生き方を通して何かが見えてきます。

最初はほんとに「なんだこれ!?」って感じなんです。悪意に満ちたユーモア小説というか、、、おもしろいんだけど、そう思っていいものか暫し悩んでみたり。独特の読点過多かつ珍妙な語り口がだんだんクセになってくる頃には、おもしろいんだから仕方ない、と開き直りましたが。
途中からこの本が本当に伝えたかったことがだんだんと見えてきます。人間は中身が大事、なんて安易にオチがついたりはしません。これまでの登場人物や出来事が、パズルのピースを埋めるように組みあわさっていくのが心地いいです。

最後まで読むとちゃんと納得できるようになっているのですが、多感な年頃だと(特に前半は)読むのがツライかもしれませんね。。賛否両論ありそうですが、私は好きです。
会話がすべて関西弁なんですが、それで救われている部分はあると思います。これが標準語だったら痛々しすぎて読めなかったかも。

それにしても、表紙の猫は一体…?ラムセス2世は黒だし。読むまではこの猫がきりこだと思ってました^^;

Trackback [1] | Comment [0] | Category [作家別:な行] | 2010.05.21(Fri) PageTop

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西加奈子 きりこについて

きりこは両親の愛情を浴びて育ったため、自分がぶすだなどと思ってもみなかった。小学校の体育館の裏できりこがみつけた小さな黒猫「ラムセス2世」はたいへん賢くて、しだいに人の言葉を覚えていった。ある事件がきっかけで引きこもるようになったきりこは、ラムセス2世に...

2010.05.26(Wed) 21:53 | マロンカフェ ~のんびり読書~ | ▲PageTop



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