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『退屈姫君伝』米村圭伍

風見藩がまたしても改易の危機に。なんとか阻止すべく藩主の新妻めだか姫が奮闘します。

退屈姫君伝退屈姫君伝
(2000/04)
米村 圭伍

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『風流冷飯伝』と同じく風見藩にまつわる話ですが、今回は江戸藩邸が舞台となります。
前作がかなりおもしろかったので期待して読みましたが、キャラクターもエピソードも期待通り!あまりのおもしろさに一晩で読んでしまいました。これ単独でも十分楽しめますが、前作とあわせて読むとさらに楽しいです。

おてんばな姫君というと、あんみつ姫あたりを思い出しますが、主人公めだか姫は、姫とは名ばかりのれっきとした人妻なんです。しかも小藩とはいえ藩主の正妻。そんな身分でありながら、足袋裸足で庭に出たり、腰元姿で冒険に出かけたり…。ついには風見藩を改易に追い込もうとする田沼意次と対決することに。
持ち前の行動力と遊び心で窮地を脱していく姫君が頼もしいです。姫を助ける仲間は、口の悪いくノ一、冷飯食いの若君、ちょっと残念な御庭番(あの人です 笑)とバラエティに富んでいるし、その他の登場人物たちも皆くせ者ぞろいで楽しい!めだかの父なんて粋すぎます。
また、退屈しのぎに屋敷に伝わる六不思議を解いていくうちに、めだかにもだんだん風見藩のことがわかってくるのですが、それは前作で一八が辿り着いた結論と通じるものがあり、ますますこの貧乏藩のことが好きになってしまいました。それにしても参番の種明かしには笑いました。

この後も退屈姫君シリーズとして何冊か出ていますが、続編はすべて文庫書き下ろし。なんでだろう?と思っていたら、どうも最初はシリーズ化の予定はなかったらしく、『風流冷飯伝』『退屈姫君伝』『錦絵双花伝(文庫版は『面影小町伝』に改題)』という3部作の1つだったようです。
というわけで、退屈姫君シリーズを制覇する予定でしたが、次は順番通り『錦絵双花伝』を読むことにします。こちらはお仙ちゃんが主役だとか。それはそれで楽しそうです。

※2010.6.5 追記
三部作という括りでは次は『錦絵双花伝』なのですが、風見藩シリーズとしては『退屈姫君 海を渡る』が続編になります。『風流冷飯伝』『退屈姫君伝』のようなおもしろさを味わいたいのであれば、そちらに進む方が賢明です。
『錦絵双花伝』を読んだところ、前2作とのあまりの違いに戸惑いました。こちらは別物として楽しむのがいいと思います。

Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:や行] | 2010.05.30(Sun) PageTop

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