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『九つの、物語』橋本紡

表紙に惹かれて読んでみました。装画は『恋文の技術』と同じ方ですね。素敵です。

九つの、物語九つの、物語
(2008/03/05)
橋本 紡

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タイトルだけ見ると短編集のようにも思えますが、1つのお話です。9話とも主人公の女の子がそのとき読んでいる本の題名がそのまま使われていて、それぞれの作品になぞらえて、兄と妹の奇妙な共同生活が描かれていきます。
これらの文学作品と話との絡め方がうまいと思いました。一応あらすじ紹介はあるので読んだことがなくても大丈夫ですが、内容を知っているともっと楽しめたでしょうね。作家は全部知っていたけど、作品名は聞いた事のないものが半分くらいでした。

主人公のゆきなといい、その兄といい、どこかのんびりとしていて、それが本全体の雰囲気に反映されているように感じました。秋の夜長に合いそうです(今は梅雨だけど)。
残念だったのは、この兄妹と家族にはいろいろと謎があって、それが少しずつあきらかになっていくのですが、ゆったりとしたペースのせいか、ちょっと盛り上がりに欠けたかなぁという気がしたこと。母親のことも、ゆきなと彼氏とのあれこれも、どうも中途半端だったし。
そもそも設定がファンタジーなんですが、それとは別次元でこの兄妹の関係がいまいちぴんとこなかったですね。小説の中でしか見ないような、作り物めいた感じがしました。でもこの兄のキャラクターは好きでしたけどね。花柄のシャツを着こなせる男性は好きです(笑)

この物語では食べることが大事な意味を持つので、出てくる料理がどれもこれもおいしそうだったのはポイント高いです。特にスパイスたっぷりのトマトスパゲティは今すぐ食べたくなりました。
一番好きなシーンは、本貯金を探すところです。すごく楽しそう!金額の差に理由があるのもおもしろかったです。私も昔トゥーサンの『浴室』は挫折したなぁとか、そんなことも思い出しました。

Tag 家族
Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:は行] | 2010.06.26(Sat) PageTop

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