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『路地裏ビルヂング』三羽省吾

おんぼろビルで起こる、ちょっとした変化の数々。

路地裏ビルヂング路地裏ビルヂング
(2010/07)
三羽 省吾

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様々な業態の店子が同居する雑居ビル”辻堂ビルヂング”。保育園に学習塾、健康食品会社にデザイン事務所、不動産会社の分室など、そこに勤める人たちは皆それぞれの悩みを抱えながら地道に生きています。連作短編集ということで、後ろにいくにつれて各話の登場人物たちが顔見知りになり、親しくなっていく様子が楽しいです。
各階の人達をつなぐのは、鉢植えの植物に囲まれた屋上と、1階のお食事処<辻堂>。おでん屋だったり、カレー屋だったり、ホルモン焼き屋だったり、しょっちゅうリニューアルしているくせに店員はいつも同じカタコトの日本語を話す謎の外国人、そして何を食べても不味いというこの1階の店が笑えます。

どの話でも共通して描かれているのは、これまでの自分から一歩踏み出すということ。その中でも、塾講師の「サナギマン」、長年"辻堂"を見守り続けた老人の「居残りコースケ」がよかったです。
ただ、屋上で水やりをしている謎の女性の存在が引っぱったわりに薄かったこと、セールスマンの加藤が1話とそれ以外では全くの別人に見えること、が残念でした。加藤については、主人公(一人称)と脇役(三人称)の違いを考慮しても違和感が…。

三羽さんの作品はアンソロジー以外では初めて。もっと尖った話を書くイメージがあったので、ちょっぴり意外でした。

Trackback [1] | Comment [0] | Category [作家別:ま行] | 2010.09.13(Mon) PageTop

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三羽省吾『路地裏ビルヂング』

路地裏ビルヂング三羽 省吾文藝春秋 今回は、三羽省吾『路地裏ビルヂング』を紹介します。辻堂ビルヂングでのフロアの人一人が主人公になる6篇の連作短編集ですね。仕事についてみんなそれなりにがんばっているんだよねということがわかる小説でした。 道祖神:5F健康食...

2011.06.23(Thu) 20:45 | itchy1976の日記 | ▲PageTop



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