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『文学刑事サーズデイ・ネクスト〈1〉ジェイン・エアを探せ!』ジャスパー・フォード

メタ文学+SF+刑事モノというありそうでなかった痛快ジェットコースター小説。

文学刑事サーズデイ・ネクスト〈1〉ジェイン・エアを探せ!文学刑事サーズデイ・ネクスト〈1〉ジェイン・エアを探せ!
(2003/10)
ジャスパー フォード

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物語の舞台は1985年のイギリス。ただし、歴史や文明の発達の仕方がちょっと違います。クリミア戦争が今なお続いていたり、遺伝子操作で生まれたドードーが人気のペットだったり、ジェット機の代わりに飛行船が飛んでいたり、『ジェイン・エア』がハッピーエンドでなかったり。
警察とは別に特殊事件を専門的に扱う特別捜査機関(スペックオプス)があり、主人公サーズデイ・ネクストはそこの文学刑事局(リテラテックス)に務めています。ちなみにスペックオプスには時間警備隊(クロノガード)なんて部署もあったりします。
ディケンズの直筆原稿が何者かに盗まれたところから、二次元と三次元、さらに四次元もが交差する複雑な事件が始まっていきます。

序盤は世界観を理解するのが大変で、なかなか物語に入っていけなかったのですが、話が進むにつれて加速度的に面白くなっていき、後半はイッキ読み。
英文学に詳しくなくても大丈夫です。私自身、作家名くらいは聞いたことがあるものの知らない作品ばかりで、最初はどうしようかと思いました。でも作中でざっと説明はされますし、いざとなればネット上にあらすじや解説がありますから(ただし『ジェイン・エア』は結末が異なる設定なので要注意ですが)。あとは、訳者あとがきを先に読むと設定を理解しやすいかもしれません。
主な登場作品としてあげられているもの以外にも、文学にまつわる小ネタやお遊びがたっぷりあるようなので、わかる人が読めばかなり面白いはず。残念ながら私はほとんどわかりませんでしたが(^^;

舞台設定もさることながら、キャラクターもとってもユニークなんです。敵味方どちらも変人率高し(笑)
サーズデイは元警察官でクリミア戦争での戦闘経験もあるタフな女性ですが、10年前に別れた恋人を忘れられないなんて弱気な一面も持っています。
元クロノガードであるサーズデイの父親は、時間を自由に移動できるという凄い能力の持ち主ですが、空気を読めないのが玉に瑕。事件の引き金となる発明をしたマイクロフト叔父さんもかなりいい味出してます。変な発明品の数々もおもしろかったなー。
私はサーズデイの上司ヴィクターがお気に入りでした。

これ映画化しても絶対おもしろいと思いますね。文学がテーマってマニアックだから難しいかな??
ともかく『ジェイン・エア』を読んでみたくなりました。正直ストーリー自体にはあまり興味をそそられないのですが、このシーンの裏ではあんなことが…とか考えるのが楽しそう。

シリーズ3冊目まで出ているようです。
今巻で回収されなかった伏線もあったので、早く続きを読まなくちゃ!

Trackback [0] | Comment [0] | Category [作家別:海外] | 2011.04.14(Thu) PageTop

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